クレジットカード決済(リボ払い)の会計処理をわかりやすく解説!
クレジットカードにより消耗品などを購入した場合、通常の支払い方法のほかにリボ払いという支払い方法があります。このリボ払いを利用した場合は通常の会計処理とは異なる処理が必要となるため、今回はこのリボ払いの会計処理方法について解説します。
リボ払いとは?
リボ払いとは、クレジットカード決済の一種で利用金額や利用件数に関係なくあらかじめ設定した金額を支払う返済方法のことを言います。
注意点
リボ払いは毎月の支払金額を抑えることができる反面、利用には手数料がかかる上、支払残額がなくなるまで支払いが継続するため資金繰りを圧迫するおそれがあります。安易に利用することがないよう慎重に検討するようにしましょう。
リボ払いの会計処理は?
リボ払いを利用した際の具体的な会計処理について以下の具体例を用いて説明します。
【具体例】
50,000円の消耗品をリボ払いで購入し、毎月10,000円と手数料500円の合計10,500円を毎月返済する。
購入時の仕訳
借 方 | 金 額 | 貸 方 | 金 額 |
---|---|---|---|
消耗品費 | 50,000 | 未払金 | 50,000 |
購入時には、借方を消耗品費、貸方を未払金として処理しておきます。
支払時の仕訳
借 方 | 金 額 | 貸 方 | 金 額 |
---|---|---|---|
未払金 | 10,000 | 普通預金 | 10,500 |
支払利息 | 500 |
支払時は借方に未払金を計上し、合わせて手数料分を支払利息として計上します。
決算時の仕訳
決算時の支払利息の支払いが翌月支払いとなっている場合は、決算整理仕訳として見越計上により未払費用を計上しておきます。
注意点
未払金の残高が残りの返済残高と同じ金額になっているか確認しておく必要があります。
まとめ
今回はリボ払いの会計処理方法について解説しました。
支払利息分だけ支払いが増えるほか、会計処理面においても通常の支払方法よりも一手間増えるなどデメリットも多く、リボ払いを利用するか否かは慎重に検討するようにしましょう。